腹黒子の婚活備忘録

年収600万の女が三十路を目前にして婚活を始めた記録。

3人目:開発職さん

 

メーカー開発職勤務

35歳

年収700万

身長170センチ 

中肉中背

プロフィール写真もスーツで清潔感◎

 

 

申し分ないスペック。

お話し掲示板の会話もテンポよく進んで、やり取りが5往復くらい済んだところでランチに誘われる。

予約もしてくれるし、段取りもよろし。

 

 

婚活面会にもだんだんと慣れてきて、待ち合わせ場所に向かうにも緊張しなくなってきた。

 

なんというか、過度な期待もしなくなってきたんだろうな…

 

 

 

開発職さんが予約してくれてたのは料亭のランチ。

事前にネットで調べてみたら、ランチコース2500円〜とな。

 

 

ひぃい。

初対面の見ず知らずの女に、しかも今後会うかどうかも分からん女にここまで羽振り良く金が出せるとは。

 

てか、当然奢ってもらえるだろっていう前提で考えてる腹黒子。

こういうとこがダメなのかもしれないね、ほんとに。

イカイカン。

とか言っても、男性が奢ってくれて、女は笑顔で「すみません汗 ありがとうございます!美味しかったです(ニコッ」てのがセオリーだけどさ。

 

 

それにしても初顔合わせにしては気合い入った店チョイスするなぁ。

お金アピールか?

それとも、お見合い的な感覚??

まぁ、会って話してみて察するか。

 

 

 

と、現れたのは写真よりも色白のひょろっとした男性。

ほぼスーツみたいな服装。

真面目。謙虚。礼儀正しい。

超絶インドア派。

 

 

あぁ、普通に出会ってたら腹黒子の恋愛対象ではないタイプだ。

 

 

この時点で、腹黒子のなかで「ないな。」と思ってしまった。

けど、これじゃだめだと会話してみるけど、これまでの経歴に共通点もなければ、趣味も関心ごとも全く合わない。

かすりもしない。

 

 

仮に、この人と結婚したとしたらセックスできるだろうかとか考えてしまったけど、ちょっと生理的に無理かもしれない。と思ってしまった。

 

 

 

あんまり興味もてない男性と話さないといけないのは、途中で心が折れそうになる。

けど、初対面だし失礼のないようにきちんとせねばという義務感で笑顔を一生懸命作りましたとさ。

 

 

 

自分の好きな人と付き合えることがどれだけ有難くて幸せなことなのか。

なんかそんなことを感じてしまって、虚しくなってしまった。